男性美容看護師は辛い?求人・メリット・デメリット仕事内容紹介

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今回は、現役の男性美容看護師の僕が、美容医療の現場にいるからこそ伝えることが出来る、求人の実際、仕事内容、メリット、デメリットまで解説します。

・美容看護師の仕事に興味がある
・美容看護師への転職を考えている
・楽な科で働きたい看護師さん←大間違い

このような方は是非ご覧ください。

Profile
  • 看護師歴10年(外科、オペ、精神科)
  • 美容看護師歴4年
  • 美容看護師での転職をきっかけに美容に目覚める

美容医療について日々勉強中です

目次

美容クリニックへの転職について

男性の高まる美意識

そもそも男性の美容需要はどうなのでしょうか?

結論から言うと、「とっても上がっています。そして今後さらに伸びていくでしょう」

僕が入った4年前に比べても男性患者様の数は増加しています。ここ10年ほどで急激に伸びてきているみたいです。

カッコよくなりたいと思う男性が増えるほど、必然的に美容クリニックでの男性看護師の需要も増えていきます。

美容クリニックでの男性看護師の役割

美容クリニックでの男性看護師の役割は、男性患者様のスキンケア、美容医療の施術、オペ介助がメインになります。

看護師の多岐に渡る業務(雑務)では男性看護師が重宝される場面があります。

男性看護師が力を発揮できる雑務
  • 重い機械を運ぶ
  • 高い場所に収納された物品を取る
  • 怪しい営業の応対
  • 面倒な患者様の対応
  • 変質者の対応

普段は少し肩身が狭いかもです

美容看護師になるには

美容看護師になるには、特別な看護師の資格はいりません。看護師免許さえあれば誰だってなることが出来ます。

美容看護師になるには「求人サービス」「紹介」「直接問い合わせ」この3つになると思います。

求人サービスは最新情報を常にチェック

転職サイト、ナース人材センター、ナースセンター、ハローワークなどの求人サービスを利用する場合は、最新の情報を常にチェックしておきましょう。

美容クリニックは人気のため、募集がかかった時点で応募が殺到してすぐに求人が締め切られます。常にアンテナを張っておきましょう。

人気のクリニックは、求人に対して何十倍もの応募が殺到するみたいです。

実際に、僕の勤務するクリニックでも募集をかけるとすぐに応募が殺到します。

少ない人数で回しており、早めに採用を考えているため、いい看護師さんが来たら即採用。募集打ち切りになっています

いち早く面接に出向くことをおすすめします。

1番おすすめは「紹介」

僕のもとにも「求人はしていない?」「空きがでないかな?」などの問い合わせがたくさん来ます。

スタッフの退職などあった場合、信頼できる紹介元の方が入りやすくなります。

美容クリニックで働いている友人、知人がいれば声をかけておくことをおすすめします

気になるクリニックがあれば、実際に施術を受けに行って、看護師さんと仲良くなることも1つの手だと思います。

入職者は、スタッフの紹介で入ってくる看護師が多いです。

ホームページでも求人をチェック

求人が出ていない、頼れる知人もいないのであれば、直接問い合わせしてみてください。

求人サイトには出ていなくても、ホームページ、ブログなどでスタッフ募集がかかっている場合があります。

早めに埋まるので、見つけたらすぐに問い合わせをしましょう。

転職サイトに登録をしておこう

看護師転職サイトに登録しておくことで、自分だけでは手には入れることができない情報が得られます。

登録は無料のため複数の転職サイトに登録をして美容クリニックの求人が出たらいち早く応募しましょう。

満足度NO.1の看護のお仕事

おすすめの転職サイトは「看護のお仕事」です。非公開の求人が多数掲載されており、専任のアドバイザーが親身になって転職をサポートしてくれます。LINEでのやり取りも可能なため気軽に相談できることも特徴です。

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新人看護師でも就職できる

新人看護師でも美容クリニックへの就職は可能です。

ただし、転職で他の科に行くときは、看護技術をイチから勉強する必要があるため、とりあえず美容クリニックに就職してみようかなという考えの新人ナースにはおすすめできません。

美容が大好きで美容の道を究めたいのであれば、やりがいのある就職先になると思います。

現場の意見として、病棟勤務歴の長い看護師は「点滴」「薬」「疾患」についての技術、知識に長けているのでいざという時に重宝されます。内科や外科、オペ室で臨床経験を積んで美容クリニックへの転職もおすすめです。

美容クリニック就職の選ぶポイント

美容クリニックと一括りにしても「美容皮膚科」と「美容外科」があります。

美容クリニックで何をしたいかで選びましょう

お肌のケアは美容皮膚科

美容皮膚科の場合、脱毛、シミ、シワ、たるみ、ニキビ、ニキビ跡に治療がメインになってきます。

劇的に変えていくのではく、時間をかけてお肌のケア、美肌形成のお手伝いをしていきます。

患者様と長い時間をかけてじっくりと向き合って美容医療を提供したい方におすすめです。

看護師の力量で効果が変わってくる分、看護師にかかる責任も大きいです。

外科的治療は美容外科

美容外科の場合、二重埋没法、二重切開法、隆鼻、小鼻、脂肪吸引、リフトアップなどのオペ治療がメインになります。

治療単価も高く、リスクもありますが、効果を感じやすいため、やりがいがあると思います。

一般的に言われる美容整形はこの美容外科に当たります。

主にドクターの診療の補助業務が多いため、美容皮膚科に比べると看護師1人にかかる負担は小さいです。

休日、診療時間も確認しよう

美容クリニックは、土日祝日も営業しているクリニックが多いです。

土日は家族や趣味の時間に充てたいという方には向いていないかもしれません。

診療時間も夜遅くまで営業しているクリニックもあるため、ライフスタイルを考え、ホームページなどで確認してください。

給料は高いが、楽ではない

給料は、他の科に比べて高いです。

僕の場合は、転職前に比べて、夜勤を頑張った時の給料と同じくらいの給料をいただいています。

「美容クリニックは給料も高いし、楽そうでいいね」そう言われますが、とんでもないです!!!

美容クリニックの看護師の仕事は、病棟とまた違った大変さがあります。

ここだけは覚えてください。

美容看護師の大変さアピール
  • ニキビ、肌荒れに敏感
  • 常にカッコよくある必要がある
  • クレーマーの対応
  • 高い接遇マナーが求められる
  • 患者さんに期待通りの成果がなかったら責任を感じる
  • 仕事中は時間に追われる
  • 目の前で大金が払われるプレッシャー
  • 営業ノルマがあるクリニックもある
  • 施術後、顔に傷、色素沈着が残らないか常に不安
  • 受付、電話業務
  • 売り上げ、運営のことも考える

美容看護師の仕事内容紹介。身につけておくべきものは?

具体的な美容クリニックでの仕事内容、入職前に身につけておくべきものを紹介します。

電話対応、受付

受付がいないクリニックでは、看護師が電話対応、受付をする必要があります。

総合病院などの大きな病院からクリニックに転職する方は、慣れない業務で大変だと思います。

身につけておくべきスキル

正しい言葉遣い、挨拶などの基本的な接遇マナーを身につけておきましょう

機材の滅菌、物品管理

美容クリニックでは、専任の滅菌技師がいないため自分たちで機材の滅菌をする必要があります。

また、資材の管理をする必要があるため、物品の発注など業者とのやり取りを行います。

SNS・ブログでクリニックの広報活動

集客のためにSNS、ブログでクリニックをPRすることも看護師の仕事の一部になっています。

施術の合間に行うことが多く、発信力が求められます。

脱毛治療

男性の美容医療で1番多い治療が脱毛治療になります。

ヒゲ脱毛、VIO脱毛、四肢の脱毛など需要の高い治療になります。

脱毛治療は、知識、技術が必要な治療になり、出力を誤ると効果を感じにくかったり、皮膚トラブルを起こしてしまうこともあります。

身につけておくべき知識

レーザー機器の扱い方は、実際に使用して覚えるため、毛の生えて抜けるまでの周期、脱毛の原理については事前に勉強しておくことをおすすめします

スキンケア治療

ニキビ、ニキビ跡、シミなどスキンケアに関する悩みを抱えた男性も多く、レーザー治療から化粧品での治療まで様々な治療法を患者様に提案してスキンケア治療を行っていきます。

身につけておくべき知識

ニキビ、シミの原理。正しい洗顔方法。

AGA治療

男性の深刻な悩みのAGA治療。デリケートな問題ですので高い知識、技量が求められます。

内服、スカルプ製品の案内、育毛、発毛施術がありますが、その方にあった治療を見極める必要があります。

内服の場合は副作用もあるため、患者様の健康状態を把握して医師に伝える必要があるため、情報収集に注力してください。

身につけておくべき知識

薄毛の原理、発毛の知識。

ヒアルロン酸、ボトックス注入

額のシワ、目じり、眉間、ほうれい線に注入治療を行う男性患者様もたくさんいらっしゃいます。

ヒアルロン酸、ボトックスを注入して患者様の悩みを解決していきます。

身につけておくべきスキル

ヒアルロン酸、ボトックスの基本的な知識

美容外科手術の介助

美容外科のオペの介助も重要な仕事です。

オペには、器械を主治医に渡す直接介助と、患者様のケアや点滴管理、室内の環境調整を行う間接介助があります。

クリニックによって、術式なども違うため就職して覚えることが多いと思います。

身につけておくべき知識

メス、セッシなどのよく使う器械の名前。清潔操作。術後の管理について

点滴治療

美容クリニックには、美肌目的の点滴治療、疲労回復の点滴、ビタミン点滴などたくさんの患者様が点滴治療に来られます。

点滴が上手い看護師は、患者様にもスタッフにも人気が出ます。やはり、一般病棟(特に内科)経験のある看護師は重宝されます。

身につけておくべきスキル

点滴技術

以上が、美容クリニックで男性に多い治療、看護師の仕事内容になります。就職先のクリニックでどのような治療が行われているか確認してみましょう。

施術に関しては、入職して覚えることがほとんどなので、入職前は基本的な知識だけ頭に叩き込んでおきましょう。

美容看護師のメリット・デメリット

美容看護師のメリットから紹介します。

夜勤がなくQOLが高い

僕は病棟でずっと勤務をしていましたが、夜勤が精神的にも肉体的にもきつく、夜勤がないところで働きたいとずっと考えていました。

美容クリニックに転職して夜勤がないので、QOLが上がりました。肌や身体の調子も夜勤をしていた時に比べて明らかに良くなりました。

「看護師の給料は夜勤した分」僕はそう思って夜勤を頑張っていましたが、夜勤をしなくても美容クリニックでは、同じくらいの給料をいただけます。

自分の時間を有意義に使いたい方は美容クリニックおすすめです

美容治療の施術を受けられる

美容クリニックに就職する最大の特権だと思います。

様々な美容治療を無料、格安の金額で受けることが出来ます。

新しい治療機械のモニター、新人スタッフの練習台、自分自身の技術向上など美容医療を実際に自分で受けることが多いため美容医療を受けたい。カッコよくなりたい方にはおすすめです。

僕は、全身脱毛、アートメイク、ほくろ除去、スキンケア治療などを練習台としてタダで受けています。

次にデメリットを紹介します

転職が難しくなる

美容クリニックは、美容に関する知識や技術は求められますが、一般的な看護技術はあまり必要ありません。

他の科に転職する場合は、基礎から勉強しなおす必要があります。

美容の現場で働く看護師は「もう一般の科には戻れない」が口癖です。

美容クリニックへの就職は慎重に行いましょう。

プレッシャーがある

美容クリニックに来院してくれる患者様は、高い期待を持って治療を受けに来ます。

目の前で高額な金額をいただき、自分が施術を行う。良くなるのも悪くなるのも自分の腕次第。

治療前は、相当なプレッシャーです。もちろんそれ以上の効果を出して満足してもらえるように頑張りますが、一般の看護師に比べると日々の業務でプレッシャーに感じることは多いです。

また、一般病院では売り上げについて考えることはほぼないと思いますが、クリニックは売上げが生活に直結するため売り上げに対するプレッシャーもあります。

クレームを受ける

患者様からのクレームを受けることはあります。

美容医療は他の科と違い、目に見える変化を患者様は求め、期待値も高いです。

患者様が考えるゴールとクリニック側が考えるゴールに開きがあれば苦情に繋がります。

施術前は患者様にしっかりコミュニケーションを図りましょう。

それでもやはりクレームはよく届きます。その度に凹んでしまうこともあります。美容クリニックならではのデメリットだと思います。

土日が仕事で休みづらい

美容クリニックは、サービス業のように世間が休みの土日、祝日が忙しくなります。

土日の休みが取りづらいこともあるので、土日に家族との時間に充てたい方などは難しいかもしれません。

クリニックの営業については就職前にしっかり確認してください。

結論:美容クリニックおすすめです

現役の男性美容看護師の立場から、求人、仕事内容、メリット、デメリットについて紹介しました。

美容クリニックへの転職を考えている方に伝えたいことは

美容クリニックは、想像以上に大変なこともあるけど、その何倍もやりがいがありますよ

ということです。患者様からクレームを受けることもあるとお伝えしましたが

カッコよくなれました
治療を受けて良かった
彼女が出来ました
自信が持てました

このように喜びの声を直接聞ける度に、頑張ってよかった。美容クリニックの看護師でよかったと思うことが出来ます。

僕は、美容クリニックの看護師として、誇りとやりがいをもって仕事をしています。これからも目の前の患者様をカッコよく、人生を少しでも前向きにしていきたいと考えています。

一緒に男性美容看護師として、男性のカッコいいをプロデュースしませんか?

美容クリニックへの転職は、直接連絡か転職サイトの活用がベターです。直接営業は成功率が低いため、転職サイトの活用をおすすめします。

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