薄毛の悩みは男性にとって深刻です。
薄毛が気になる男性は多いものの実際に治療を受けている男性は極端に少ないと言われています。また、せっかく治療を受けても効果を感じなかったという男性も多いはずです。
薄毛に関しては様々な治療法が開発されていますがどれも効果、料金、期間において画期的な治療法が確立されていないのが現状です。
僕は美容医療の現場で患者様の薄毛の悩みに向き合っています。これまで万人向けの治療となると、なかなかおすすめできる治療はありませんでした。
しかし、今回、薄毛の中でもM字ハゲで悩んでいる男性におすすめの治療を実際に体験してきました。薄毛でお悩みの方にお伝えしたいと感じたので記事にまとめました。
「結婚するまではハゲられない!!!」必死に頭皮の最前線で髪の毛を守っている男性に画期的な治療を紹介します。その名も
ヘアラインアートメイク
- 生え際の薄毛に悩んでいる
- 生え際をカッコよくデザインしたい
- 小顔に興味がある
- ハゲたくない
- とにかくカッコ良くなりたい
是非M字ハゲでお悩みの男性は参考にしてみてください。
- 現役美容外科看護師
- 元M字ハゲ
- 美容医療のおかげで婚活成就
- カッコいい男性をプロデュースすべく奮闘中
一緒にカッコよくなりましょう
アートメイクとは
ヘアラインアートメイクと言われても、ピンとこない男性も多いと思います。まずはアートメイクについて簡単に説明します。
表皮に針で染料を入れ込む
アートメイクとは、表皮と呼ばれる皮膚の1番外側の部分(0.02~0.03mm程)に針を使い皮膚にインクを注入していく行為です。
通常のメイクでは、摩擦、汗、水分などで落ちてしましますが、アートメイクは効果が持続している間はメイク直しの手間が必要ありません。
アートメイクは、女性の眉が1番人気ですが、ヘアライン、リップ(色を明るくする)の治療を受ける方もいます。
効果持続は1~3年
アートメイクは、皮膚の表皮の浅い箇所に色をいれるため肌のターンオーバーで押し出され、効果はおおよそ1~3年になります。
そのため、色を入れなおしたい、入れたけど気にならなかったという方でも修正が可能なので気軽にできる治療です。
タトゥーとは入れる場所、持続時間が違う
タトゥーと同じように皮膚に色を付けていく治療になりますが、大きく違う点は、着色の部位と効果の持続期間です。
アートメイクは、 表皮(0.02~0.03mm程)に入れるのに対してタトゥーは、表皮の奥の真皮(0.2mm程度)に染料を入れていきます。
そのため、半永久的に効果を持続させるタトゥーに対して、アートメイクは、肌のターンオーバーにより効果持続が3年未満となっています。
手彫りアートメイクが主流
現在のアートメイクでは、 手彫りで1本1本、針を使って毛を描いていく治療が主流になっています。
元からある毛に沿って毛の線を足していくため自然な仕上がりになることが特徴です。
施術者の技量によって出来栄えが変わってしまいます。
アートメイクは医療行為。エステサロンは危険
アートメイクは、医療行為と法律で定められています。
しかし、現状では医師や看護師の医療国家資格を持たない施術者がエステやサロンでアートメイクの施術を行うこともあります。
そういった行為は違法行為となります。
医師がいないため何かお肌のトラブルが起きた時に対応できませんのでクリニックでの施術をおすすめします。
ヘアラインアートメイク施術の流れを写真付きで紹介
実際にM字ハゲの僕がヘアラインアートメイクを受けてみた施術風景を時系列で写真付きで紹介します。
麻酔クリームで鎮痛
まずは、治療部位に麻酔クリームを塗って鎮痛を図ります。痛みが不安なので多めに塗ってもらいましたが、麻酔クリームのおかげか痛みはありませんでした。
痛みがある場合は伝えましょう
その方にあった色の調合
麻酔クリームを塗っている間に、ヘアアートメイクを入れる色を担当の施術者が調合してくれました。
その方に合った色を調合してくれるみたいで僕の場合は、黒に少し茶色を混ぜて調合してくれました。
今回は、M字ハゲの部分に色を付けたのでデザインは必要ありませんでしたが、眉毛などはデザインを決めて色を付けていくみたいです。
ザクッザクッと施術開始。痛みはなし
麻酔クリームを拭き取って施術開始。
施術者「いきますよ~」
僕「ちょっと待ってください、心の準備が」
このやりとりを数回繰り返して半ば強制的に施術開始。やっぱり初めての治療は緊張します。
「痛っ」と言う準備は出来ていたのですが、拍子抜けするほど痛みはありませんでした。数か所チクッとする箇所はありましたが、これまで経験した脱毛の痛みに比べると全く平気でした。
(参考までに僕の痛みの閾値は、歯医者ですぐに手を挙げるレベルです)
ザクッザクッと針が皮膚をなぞっている嫌な音は聞こえてきますが痛みは大丈夫でした。
だんだんと色が入ってきた
写真のようにだんだんと染色されていきます。最後に拭き取るため仕上がりはこの色よりも薄くなります。
施術中は、施術者と話をしながら治療を受けたため気が紛れましたが、患者様によっては、気を紛らわすために、動画や音楽を聴きながら施術を受ける方もいるみたいです。
治療時間は1時間ほどで完成
雑談をしているうちにあっという間に治療が終わりました。
治療前後の写真をご覧ください。
実際にみるともっといい感じに仕上がったのですが写真ではそこまで良さが伝わっていないことがもどかしい。
この写真の部分が今回の治療部位。分かります?毛ではなく実は、アートメイクなんです。
何もなかったM字の無法地帯に毛が生えてきた(ように錯覚)
治療後も痛みなし
「麻酔が切れたころに痛みがあるかもしれません」そう脅されて恐怖に苛まれて帰宅しましたが、幸い終わった後も痛みはありませんでした。
治療後の注意点
抗炎症剤を塗布
治療後に抗炎症剤を塗布し、帰宅後もその日の晩と翌日の朝に軟膏を塗布して炎症をおさえました。
施術を受けた施設での指示に従ってホームケアを行いましょう。
当日は治療部位を濡らさない
治療部位は、濡らさないように気を付けましょう。
治療部位以外は、お湯で刺激をしないように洗い流しましょう。
翌日以降は、シャンプーなど普段通りのケアで大丈夫みたいです。
当日の就寝時はタオルを敷いて寝る
就寝時寝具をインクで汚してしまうおそれもあることからタオルを敷いて寝るように言われました。
正直、僕はタオルを敷かずに寝ましたが枕は汚れておらず頭皮のインクも落ちていませんでした。
周りの反応は好評
周りの友人、家族にアートメイクをしたことを伝えずにいましたが、全く気付かれませんでした。
普段は、M字ハゲがコンプレックスだったので髪を下ろしていたせいか期待していた反応はありませんでした。
妻に、髪をかき上げて「ホラッ」とだけドヤってみましたが「えっ!?」という反応。
ヘアラインアートメイクを入れたことを話すと
「あれっ、ハゲが無くなってる!それ毛じゃないの?」
期待通りのリアクション。担当してくれた施術者が良かったおかげか周りの友人からも同じように評判も良く、自然な仕上がりに満足しています。
料金は15万円から20万円程度
料金は、範囲に応じて料金設定をしているクリニックが多くみられました。相場は、15万円から20万円程度。副作用もなく、すぐに効果が期待できますので他の治療に比べると費用対効果が高い治療になります。
僕の場合は範囲が狭かったので、約10万円で施術を受けることが出来ました。もしもこの毛量を治療で生やそうとしたら10万円では収まりきらず生えてくる確証もありません。
ヘアラインアートメイクのメリット4選
ヘアラインアートメイクおすすめですが、メリット・デメリットもあるため参考にしてみてください。
ハゲを隠して若々しさを手に入れる
何と言ってもハゲ隠し。神隠しではなく、ハゲ隠しです。
僕も長年悩んでいたM字ハゲが短時間で解消しました。こんなに簡単に治療できるならもっと早く治療を受けるべきでした。
生え際が薄い方はどうしても老けてみられがちです。ヘアラインを若々しくみせることで女性からの評価も上がります。
小顔効果でモテ男へ
意外かもしれませんが、ヘアラインアートメイクによって頭皮の境目が変わることによって小顔効果が期待できます。
額をその方にあったデザインに出来ることから自分の顔に自信を持つことができます。
好きな髪形を楽しめる
僕はM字ハゲが気になっていたため、前髪は常に下ろしていましたが、ヘアラインアートメイクでハゲが無くなったことにより、前髪を上げたり、屋外でも気にせずにレジャーを楽しめるようになりました。
短時間で効果が出る
AGA治療は期間がかかってしまいます。毛が生えてくるまでは長い治療期間が必要になってきますが、ヘアラインアートメイクでは、数時間で薄毛の悩みを解決することができます。
もちろんヘアラインアートメイクは薄毛の根本的な治療ではありませんが、「生え際の薄さが気になってどうにかしたい」
そのような方に対して、数時間で悩みを解決することができます。
ヘアラインアートメイクのデメリット4選
効果は1年から3年
効果は長くて3年ほどなので色が落ちて再度、染色する必要があります。
数年ごとに治療を受けることが面倒と感じる方には負担に感じると思います。
しかし、数年のうちに髪色やその時の流行も変化するため一概にデメリットとも言いづらいところもあります。
色を落とすときが大変
簡単に染色できるアートメイクですが、実は、色を落とすときが大変なんです。
費用、痛み共に入れる時よりも優しくないレーザーでの治療が待っています。
思っていた出来ではなかった。やっぱりありのままが良かった。
後悔しないように施術者としっかり相談して治療を検討してください。
髪色を変えづらい
今、生えている髪色に合わせて、色合いを調合するため、髪色を変えるとその部分だけ目立ってしまうこともあります。
髪色を変える時は、ヘアラインアートメイクの染色された色と似た色を選びましょう。
ダウンタイムがある
どの治療もそうですが、基本的にダウンタイムがあります。ヘアラインアートメイクのダウンタイムについてまとめました。
- 当日~3日:シャンプー
- 当日:運動、飲酒
- 1ヵ月:ヘアカラー、パーマ
- 1ヵ月:日焼け
不安なことは担当の施術者に問い合わせましょう
まとめ
いかがでしたか?今回は、生え際の薄毛でお悩みの方に向けて
ヘアラインアートメイクについて紹介しました。
- 治療時間は約1時間
- 麻酔使用で痛み感じにくい(個人差あり)
- その日のうちに効果あり
- 効果持続は1~3年
- 消す方が大変なので治療は慎重に
- 医療機関で安心・安全の治療
M字ハゲで生え際の薄毛に悩んでいた僕ですが受けてみた率直な感想として
もっと早く治療をすればよかった
悩んでいた時間がもったいなかったと後悔するほどすぐにコンプレックスが解消されました。
生え際の薄毛にお悩みの方は是非参考にしてみてください。
これからも解決できる悩みに対してしっかりと向き合って、カッコいい男性を目指していきます。
美容、婚活に関する有益な情報を発信していきますので、これからも当ブログをよろしくお願いいたします。
コメント
コメント一覧 (4件)
リアリティのある情報ありがとうございます!
実体験を踏まえたレビューはメリットとデメリットも明確で勉強になります。
コメントありがとうございます。美容医療の現場で働いているからこそ、現場の生の声をより詳しく届けれるようにこれからも情報を発信していきます。
こんにちは!
筆者さんはなんというクリニックでアートメイク受けられたのですか?
参考にしたいです^ ^
犬好き様
コメントありがとうございます。
私は、勤務先のクリニックで施術を受けたのですが、地方の本当に地方のクリニックでございまして、、
犬好き様もヘアラインのアートメイクに興味をお持ちですか?
ヘアラインアートメイクは、デザインなどが特に必要ないのである程度の経験と手技を持った施術者であれば差はそこまで出ないと思います。
クリニックを見極めるポイントとしては
⓵ SNS・ホームページから実績を調べる
⓶料金比較 だと思います。
クリニックによっては、男性の対応をしていないクリニックもありますので事前に問い合わせてみることもよいかと思います。
犬好き様の求めている回答ではないかもしれませんが、参考にしてみてください。
お考えのクリニックがございましたら、私の方でも調べてみますね(^^)